『ハッセルブラド紀行/東ドイツの蒸気機関車』 東西ドイツ統一以前の1977(昭和52)年に、諸河氏がドイツ民主共和国(旧東ドイツ)を訪問し、 現役で働いている蒸気機関車群を「ハッセルブラド 500C/M」と交換レンズ群を駆使して撮影 した作品を展示。 様々な制約があった冷戦時代の東ドイツで撮影された貴重な蒸気機関車のモノクローム作品を、 40余年を経て初めて世の中に発表した。 【蒸気機関車EX-2019年Vol.38より 諸河 久 談】 『スタッフカメラマン時代の1977年、東西ドイツ統合以前のドイツ民主共和国(東ドイツ)を訪問。 急行牽引に活躍していた01型をはじめとする現役蒸気機関車群を当時の主力機材「ハッセルブラド 500C/M」と交換レンズ群を駆使して撮影しました。冷戦時代の東ドイツの鉄道ロケは、官憲による 監視を念頭に置いた緊張感とストレスを伴う様々な制約がありました。そんな緊張やストレスも、 オリジナルのワグナーデフを装備した01型と対峙した瞬間に、大いなる達成感へと変換されたのです。 本展は、このロケーションで撮影したモノクローム作品を、40年余を経て初めて発表した写真展です。 現役時代の東ドイツの蒸気機関車が躍動する憧憬を十分にお楽しみ頂けたものと確信しております。』 ■展示作品:モノクローム/A2サイズ:7点、A3ノビサイズ:21点 計28点 6X6判モノクロネガを5060万画素「キャノン5DS」で複写。 デジタルリマスターしたデータを「キャノンPRO-1000」でプリント。 ■プロフィール 諸河 久(もろかわ・ひさし)/1947年生まれ。東京都出身。カメラマン。 日本大学経済学部、東京写真専門学院(現・東京ビジュアルアーツ)卒業。 鉄道雑誌のスタッフを経てフリーカメラマンに。「諸河 久フォト・オフィス」を主宰。 公益社団法人「日本写真家協会」会員、「桜門鉄遊会」代表幹事。 著書に「オリエント・エクスプレス」(保育社)、「都電の消えた街」(大正出版)、 「モノクロームの東京都電」(イカロス出版)など多数 日時:2019年10月8日(火)〜14日(月・祝)11:00〜18:00(最終日は17:00まで) 10月12日は台風の為、臨時休業。 場所:KAF GALLERY(ART RESIDENCE KAWAGUCHI 1F) 後援:株式会社 井門コーポレーション/桜門鉄遊会 |