個 展 2002年12月17日 - 12月22日 アートワークスギャラリー |
作 品 名 : 幼 形 (ようけい) 制 作 年 : 2002年 制作意図 : 幼形とは、「幼」の字義通りまだ1人で立つことができない「幼 児」(おさなご) や「乳飲み子」を意味する。会場風景の写真に見られるように、個々の作品は 糸で吊り下げられたり、床に転がされたりして展示されている。 『幼形』に見られる作品群は、2000〜2001年制作の作品の流れを汲むものである。 2000〜2001年制作の作品では、木枠・綿布・アクリル絵具・墨・砂など様々な物質 を作品形成の素材としていたのに対し、本作品群では「布(糸・毛糸も含む)」 だけを素材にしている。しかし、布はそれ自体、独特の「手触り」や「色」や 「絵柄」をもつ。それらを作品形成の要素として生かすために、布本来の魅力を 消してしまう従来の方法(絵具などを布に塗りこめる作業)を無くした。また、 従来用いていた木枠(木製板・紙製箱)を作品形成の要素から外したことで規格に 囚われることなく、布を針と糸で縫い合わせながら、自然に形を作ることが可能となった。 |
会 場 風 景
幼 形 / 2002年 古布 ・綿布 ・綿 ・麻 ・毛糸 ・糸 幼 形 / 2002年 古布 ・綿布 ・綿 ・毛糸 ・糸 |
千 田 美 弥 子
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